コージェネレーション 推進事業 |
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コージェネレーションとは? |

これにより、熱を作るのに使う燃料を大幅に減らすことができるようになり経済効率の向上と資源の浪
・建築設備用は、天然ガスを利用するガスコージェネレーションが幅広く普及
また、清掃工場の付近に温水プールを設ければ排熱をプールの昇温に用いられるため、ただ捨てるしか
自然エネルギーとの連携 |
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コージェネレーション種類 |
発電用ガスタービンエンジンの排気を利用して蒸気を製造するシステムになります。
発電効率23%~39%、総合効率で69%~86%になります。
ガスタービン発電機とその排熱を利用した蒸気タービン発電機を組み合わせて発電を行うものを
■ ガスエンジンシステム
発電用ガスエンジンの排気排熱ボイラで熱交換を行うシステムになります。
発電効率26%~49%、総合効率で72%~92%になります。
ガスエンジンで、「ヒートポンプ」を駆動する形式のモノもあります。
■ 燃料電池システム
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水素と空気中の酸素から電気をつくりだし、副次的に発生する熱を蒸気や温水として回収するシステムです。水素は、システム内でガス・灯油・アルコール・バイオマスなどから取り出し排出されるものはCO2・水以外ほとんどなく騒音や振動も少ないシステムになります。燃料電池は、運転温度が80℃前後のため給湯に都合がよく排熱を回収することで給湯負荷を大きく低減でき、運転温度が比較的低温なため機器のオンオフを繰り返す間欠運転にも追従できるという非常に良い特性を持っていると言え、発電効率35%〜65%、総合効率で80%〜90%になります。
■ 自動車
自動車の内燃エンジンからの排熱は車内暖房の熱源として利用されています。
■ 家庭用
代表的なモノは燃料電池(エネファーム)・エコウィル(小型ガスエンジン発電)が挙げられます。
コージェネレーションのメリット |
発電と排熱利用を同時に行えることで大幅な省エネルギー化が図れるほか、万が一の停電の時でも長時間にわたり電力を供給できるのでCO2が少ないために地球にやさしいといったメリットがあります。
発電設備を「最も大きな電力を必要とする時間帯」に利用すれば、電力ピークカットが図れ電力の平準化を推進でき、暖房器具や浴槽に供給すれば熱エネルギーとして再利用が可能であり、エネルギー回収ができれば本来放出されるはずだったCO2・NOx・SOxを低減することにも寄与し環境性の向上を図れます。
コージェネレーションシステムは「発電機」と「熱源」を一体化した設備であり、停電時には非常用電
■ ガス料金の節約が可能
コージェネレーションシステムなど、定常的に天然ガスを使用できる設備を導入する場合、ガス会社か
ガスの消費の大口需要家となるため、コージェネレーションとともに厨房機器やガスヒートポンプ空調

工場からの排熱の利用 |
通常、燃料を燃やして蒸気などの形で利用した熱は使い終わると温度が下がり排熱として捨てるしかありませんが、温度が下がった熱を圧縮することで再び温度を上げ温度が上がればその熱は元どおり利用することができますので、これを、繰り返せば圧縮するのに多少のエネルギーを使うだけで熱を何度でも利用できるようになり捨てる熱はなくなるので、新たに燃料を追加する必要もなくなるため大幅な省エネにつながり、この圧縮により圧縮に使うエネルギーを含めても従来に比べエネルギー消費を7分の1に減らせることも実証されています。
工場の排熱から水素 |
「熱」は保存したり運搬したりするのが困難であり今までは、地産地消をするのが最も有効な利用方法とされてきましたが現在、研究されているのは工場の排熱を使って水から水素を作りだし排熱のエネルギーを水素に蓄えようというものです。
水素は今後の普及が期待される燃料電池自動車などの燃料となり、保存や持ち運びも可能なので排熱の利用範囲が広がればエネルギーの消費を減らすことにもつながります。
都市はエネルギーの宝庫 |
地中熱とは、水を流すチューブを埋める深さはせいぜい100メートルであり温度は年間を通じて15度前
通常、夏は熱い大気を冷やすために冬は冷たい大気を暖めるために多くのエネルギーを消費しますが、
■ 下水熱の利用
下水熱とは、風呂やシャワーの排水が流れ込む下水管の熱を利用したシステムであり大気より温度が 高めなので、その熱を暖房や給湯に利用することを目的としており、地域全体のエネルギー消費を大きく減らすことができます。
コージェネレーション推進について |
また、二酸化炭素排出量が少ないために地球にやさしいといったメリットもあり原子力発電や火力発電のようにゴミや二酸化炭素などの副産物が発生しにくい非常にクリーンなシステムですので、これからの日本には必須のシステムといえます。
このような状況下の中で日本だけが化石燃料のウェイトを下げられない理由はなく再生可能エネルギーは設置に向き・不向きはありますが、コージェネレーションは工場の排熱や下水熱・地中熱など日本では、どこにでもあるモノを利用して推進できるシステムなので民間でも最優先で推進すべきです。